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なぜ男の子は、こんなに落ち着かないのでしょうか。 それには、ホルモンが影響しています。 男の子は、女の子よりも、テストステロンが多く分泌されます。そして、テストステロンは、別名「男性ホルモン」と呼ばれています。男の子が荒っぽいのは、テストステロンの分泌がさかんだからでしょう。お転婆の女の子も、テストステロンの濃度が高いという特徴があるようです。 ところで、男の子が少々乱暴なくらいでちょうどいいと考える根拠としては、将来性があるからです。 アメリカのある教授は、企業経営者、政治家、スポーツ選手、聖職者など、さまざまな職業の男性の唾液を採取して、そのテストステロン濃度を調べたそうです。 すると、分野を問わずに、優れた業績を残している人ほど、男性ホルモンであるテストステロン量が多いことが分かったようです。 テストステロンは、人を攻撃的にするばかりでなく、「ナニクソ!負けてなるものか!」という強い意欲とも関係していますから、一概に悪いホルモンとも言えないのです。むしろ、男らしく、強い男の子に育つということでもあるのです。 ただ、職業の中には、テストステロンが関係していないものがあり、それは「牧師」だということです。牧師で成功するには、男らしさがあまり必要ないからかもしれません。 ついでに言っておきますと、テストステロンは、女性を惹きつけるホルモンとしても知られていて、テストステロンの分泌が盛んな男性ほど、女性にもモテます。 「うちの子は、きかん坊で困る」 「うちの子は、ガキ大将で、みんなに迷惑をかけている」 とお嘆きの親御さんもいるでしょうが、それはテストステロンが多く分泌されているということですから、将来は大物になってくれるかもしれませんし、女性にモテモテの大人になってくれるかもしれません。 そうやって明るく見守ってあげましょう。 元気がなく、静かであるからといって喜んではなりません。 それは、男性ホルモンであるテストステロンがあまり分泌されていないからかもしれず、それはあまり好ましいことではありません。 |
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