|
みなさんは、明らかに自分を嫌がっている人と一緒にいて、嬉しいでしょうか。 こちらが話しかけても、「ふ〜ん」とか、「あっ、そう」という素っ気ない返事ばかりの人と一緒に遊んだり、ゴルフに出かけたり、お酒を飲んだりして、面白いでしょうか。ちっとも面白くないばかりか、むしろ不愉快でしょう。 子どもだって、そうなんです。 どこかにドライブに連れて行ってもらっても、親がつまらない顔をしていたら、子どもだって面白くありません。 せっかくのドライブなのに、「週末くらい、ゆっくり眠りたい」とか、「なんでこんなに渋滞してるんだよ。ドライブなんかやめればよかった」と、ぶつぶつ文句ばかり言っていたら、子どもだって気分のいいものではありません。 罪の意識や、義務感から子どもと遊んでやる、という姿勢がすでにダメな親です。 むしろ、「子どもに遊んでいただく」くらいの気持ちがないのなら、子どもと遊ぶのはやめましょう。 「子どもと遊ぶのは、つまらないけど義務男性から・・・」と思っていると、そういう感情は、親の表情や、声の冷たさになって表れてしまいます。隠そうとしても隠せないのです。 顔の表情や、声の冷たさは、無意識です。自分でも気がつかないうちに出てしまうのです。みなさんが、イヤイヤ子どもと付き合っていることは、子どもにはお見通しなのです。 いくら、みなさんが言葉で取り繕おうとしても、表情に出てしまっているのですから、どうにもなりません。「楽しい」などと言っても、つまらない顔をしていれば、子どもだって分かるものです。 日曜日に、一人でぶらぶら買い物をしたいのなら、そうしたらどうでしょうか。 奥さんや子どもには、「俺だって、人間だ。一人で遊びたいときもある。その代わり、夕方には戻るから、みんなで一緒に外食に出かけよう」と言っておけば、よいのです。イヤイヤつき合っても、お互いに気分が悪くなるだけです。 子どもを尊重するのはいいですが、自分が我慢までして子どもとつき合う必要はありません。 かつての日本では、お父さんは家族のことなどこれっぽっちも顧みませんでしたし、遊びほうけておりましたが、それで子どもが歪んでしまったかといえば、そんなことはありませんでした。 別に子どもは父親を恨んだりすることなく、逞しく育っているのです。親が遊んでくれないのなら、自分で勝手に遊ぶことを覚えます。 |
|
|||||||||||||||||||
Copyright (C)2018. 子どもの立派な育て方・しつけ方 All rights reserved. |