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子どもはあなたに愛されようと必死に努力しています。あなたが矛盾したことを言うとどうしたらいいのかわからなくなり、人間不信に陥り、やがて自我が崩壊してしまいます。
「太郎君、こっちへおいで。だっこしてあげるから」
積み木遊びをしていた太郎格は喜んで立ち上がりました。
そのときちょうど電話が鳴りました。出るとあなたの友人です。近づいてきた太郎君に対し、あなたはつい「後にして」とぞんざいに言ってしまいます。
それを聞いた太郎君はダブル・バインド状況に陥ってしまいます。ダブル・バインドとは二重拘束ともいい、矛盾した二つのメッセージを同時に送られることをいいます。
「おいで」と言われて来たのに「後にして」と拒絶された太郎君は、どうしたいいのかわからなくなってしまいます。
このダブル・バインド理論を唱えた人類学者ベイトソンは、親からダブル・バインドメッセージを受け続けた子どもは人間関係に不信感を持ち、最悪の場合、自我が崩壊してしまうこともあると警告しています。
ダブル・バインドの状況に置かれた人は、
@ しゃべらなくなる
A 相手の話を聞かなくなる
B その場から逃げだす
という3つの反応を示します。
もし、子どもがそのような反応を示したら、自分の言っていることに矛盾がないか確かめてみてください。
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