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わが子が動物をいじめているのを見て、ショックを受けたことはありませんか?フロイトによれば、子どもは全員サディストなのです。 他人に肉体的・精神的な苦痛を与えることで性的な快感や満足を感じるのがサディズムで、逆に他人から肉体的・精神的な苦痛を与えられることで性的な快感や満足を感じるのがマゾヒズムです。この2つは苦痛を与える対象が違うだけで、深層の欲求は同じものだと考えていいでしょう。 フロイトによれば、乳児が母親の乳房をかむことに満足を感じたり、幼児が親の意に反抗してうんちを我慢したり、排泄したりすることに快感を覚えたことが忘れられないために起こるのがサディズムだといいます。 フロイトは、サディズムは攻撃欲求や征服欲と同じ行為で、すべての人が(その大小はともかくとして)持っており、幼い子どもは全員サディストだといっています。 ちなみに、アメリカのジョーゼフ・ワイドラ博士は、人は低血糖の状態にあるとサディストになるというユニークな説を唱えています。 また、性的な快感はすべてマゾヒズムに通じるといわれています。肉体的な快感は圧迫や抑圧され、それが頂点に達し解放されることによって獲られます。満員電車にぎゅうぎゅう詰めにされ何十分も走った後、ホームに吐き出されたときの快感はなんともいえません。この解放感を得たいために人はマゾヒズムに走るというわけです。 マゾヒズムはひとつの原因として挙げられているのが、幼少期に受けた性的虐待です。性的虐待までいかなくても、冷たく扱われたり人格を否定するような扱いを受けると、大人になった後もその記憶がマゾヒズムを生み出します。 ちなみに、脚や脇の下など、女性の体の特定の一部だけに興奮することをフェティシズムといいますが、これも幼児期の体験が大きな影響を与えて起きる性癖です。 幼い頃に性的興奮を感じたときに、たまたま目にしたある部分がフェティシズムの対象になることがあります。 |
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