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「すり込み」を使うと親子のコミュニケーションが深まる
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人間に「すり込み現象」は起きないという専門家は言いますが、生まれて間もないときに触れ合った親子は、明らかにいい関係を築くことができると分かっています。
孵化した鳥の雛は、初めて見た大きな動く物のことを自分の親だと思いこみます。これを「すり込み現象」といいます。
人間の子どもは未熟な状態で生まれてくるため、鳥と同じような「すり込み現象」は期待できませんが、それでも出産後、お母さんと赤ちゃんができるだけ早く、そして長い時間接触すると、さまざまなプラスをもたらすことがわかっています。
母親の方に注目した場合、出産直後に赤ちゃんと頻繁に会う機会を与えたお母さんは、そうしなかったお母さんよりも、赤ちゃんにほおずりしたり、目を合わせて微笑んだりという情愛をあらわす行動が多かったというデータがあります。
「初頭効果」といって、人は最初に得た情報の影響を強く受ける傾向があります。生まれて間もない赤ちゃんに触れ合い、かわいらしいという印象を持てば、その後の親子関係によい影響をもたらすことは容易に想像することができます。
病院の方針や環境によって思い通りにできないことも多いでしょうが、生まれたばかりの赤ちゃんには、できるだけ長い時間接するようにしてあげたいものです。
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