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自分の性格を変えたいと思っている人は多いはずです。そんな人はダイエットや筋力トレーニングをしてみてはどうでしょう。体型によって人の性格はこれほどまでに変わります。 心理学では、性格は生まれつきの部分と、その後の環境によってつくられる部分があると考えられます。 性格のなかの生まれつき、先天的な部分を強調する立場を「キャラクター」といいます。一方、社会生活を送っていく過程で形成されていく後天的な部分を強調する立場が「パーソナリティ」という考え方です。 先天的な性格の「キャラクター」は変えることができません。なぜなら、性格の基礎となる感情的な要素のことを気質といいますが、この気質は遺伝の影響を受けやすいとされているからです。 気質は自律神経や内分泌といった体の生理反応と関連していると考えられています。とくに活動性、気難しさ、外向性、衝動性、被暗示性(暗示にかかりやすいかどうか)という5つに強く遺伝の影響があらわれるようです。 気質によって人の性格を判断しようとする発想は、一般的に気質論といわれ、古代ギリシャの時代から考えられてきました。そして、ドイツの心理学者アーネスト・クレッチマーは体型と気質との関係を次のような3つのタイプに分類しました。 @ 肥満型―躁うつ気質 ふっくら、ぽっちゃりした体型の人は、基本的に社交的で温かく、親切です。明るくて活発で、ユーモア精神があり、一緒にいて楽しい人です。ただし感情にムラがあるため、ときには激しく怒ったり、泣いたりすることもあります。突然落ち込み、うつ状態になることがあります。 A やせ型―分裂気質 基本的に神経質で生真面目です。自分の世界に閉じこもりがちで、社交的ではありません。他人が口にしたちょっとした言葉に過敏に反応する反面、他人の気持ちには無頓着で鈍感なところがあります。 B 筋肉型―粘着気質 筋肉や骨がしっかりしたがっしり型の人は、几帳面で秩序を好み、物事に熱中するタイプです。正義感が強く、礼儀正しいのはいいのですが、融通がきかず、頑固といわれることもあります。 もちろん、体型だけで人の性格や気質をすべて判断することはできませんが、みなさんの子どもがどのような気質を持っているか、判断材料のひとつにはなるでしょう。 |
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