|
朝、寝坊して食事もしらずに学校に向かう子どもを、バタバタと慌しく見送る・・・。ありがちなシーンですが、このような生活は子どもの脳にとって非常に大きなマイナスです。 イギリスのカーディフ大学の研究によりますと、きちんと朝食をとる子どもは朝食をとらない子どもに比べて、成績が優秀な傾向があるといいます。さらに、食事の栄養バランスがよく健康的であるほど、よい成績だということもわかっています。 脳に十分な栄養が行き渡っていなければ、学校で授業を受けても集中できず、学習内容が身につかないのです。一流を育てるためには朝、子どもが少しでも朝食を食べているように、余裕を持った生活リズムを作りましょう。 そもそも、朝の時間帯に余裕がないのは、夜更かしなどで睡眠のリズムが乱れているからかもしれません。睡眠不足も脳への大きなマイナス要素です。 睡眠不足は、脳の記憶を司る領域「海馬」の成長を妨げます。深夜遅くまで勉強しても睡眠不足のせいで身につかない、などということもあり得ます。夜しっかりと眠れている子どもは海馬が成長しているため、記憶力が優れている傾向があります。
子どもが自分から挑戦したいと願い出たときは、大いに応援するべきです。何でも体験させてみて、子どもが続けたいというのであれば、それは挑戦させてあげるべきです。ただし事前に、始めるからには中途半端で投げ出さないことを約束させましょう。 途中ですぐに投げ出すことが多いと、子どもは次第に「駄目そうなら、すぐにやめればいいや」という甘い考え方をするようになってしまいます。挑戦に対するハードルが不当に低くなってしまうと、やがてどんな物事に対しても諦めグセがついてしまうでしょう。 何かを始めるならば小さな目標を設定して、それが達成できるまで通津させるようにすることです。その際は励ましたり応援したりすることで、子どもが「もう少し続けてみよう」と思えるようにしてあげましょう。 「一通りの基礎ができるまで」「一定の級位に上がるまで」など、実現できそうな目標を設定すれば、それを目指して続けられる子どももいるはずです。苦労の末に目標が達成できた際は、強い自信が生まれるでしょう。 しかし、場合によっては人間関係などが理由で、早めにやめさせて別の挑戦をさせてあげたほうがいい例もあります。子どもがやめたいという場合は、しっかりその理由を聞きましょう。
いつの日からかスマホやパソコンは、現代人の生活から切り離せない日常的なツールになりました。小中学校の授業カリキュラムにもタプレットパソコンを使ったICT(情報通信技術)教育が導入されており、現代の子どもたちは物心ついたころからデジタル機器を当たり前のように使っています。 確かにこれらのツールで私たちの生活は快適になりました。インターネットで検索すれば、たいていのことは調べられます。場所を問わず、好きなときにいつでも膨大な量の動画や音楽を視聴できます。 しかし、便利だからこそ使い方には注意しなければなりません。子どもを騒がせないために、スマホを渡して動画を見せたり、ゲームで遊ばせたりしていませんか?確かにその間は静かにしてくれるでしょう。 しかし、こういったツールから受ける刺激が当たり前のものになってしまうと、子どもはいわばデジダル中毒のような状態になりかねません。スマホやパソコンに熱中するあまり読書や外遊びを疎かにすると、子どもの成長において大切な思考力や体力が伸ばせないのです。 ただし、スマホやパソコンの利便性をまったく無視するのも考えものです。使ってよい時間や内容を決めておくなど、節度を持って使用するように指導しましょう。
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2018. 子どもの立派な育て方・しつけ方 All rights reserved. |